子育て通信 #74

子育ての卒業式?

子どもセンター

 寒いのか暖かいのかわからない冬でした。そして、もう3月になり、あちこちで卒業式・卒園式が行われています。

 新中野キリスト教会の子どもセンターも今年は3月17日が卒園式です。2-3歳児保育ですから、子どもセンターを卒園しても幼稚園などに行かれるわけです。ちょっと幼稚園の卒園式とは違います。

 私も7年前に新中野キリスト教会に赴任して、この幼稚園前のかわいい子どもたちを見た時、「かわいらしくてたまらない」気持ちになりました。わが子達もこういう時期があったんだと思い返しました。

 前の年の4月に子どもセンターに連れてこられた時はなかなか泣き止まず、お母さんから離れようとしなかった子達が、わずかの間にお母さんのいない中で楽しそうに遊び、お弁当を食べ、礼拝で元気よく賛美して、お話もしっかり聞いています。あるお子さんはお家に帰ってからも賛美したり、お祈りをしたりされるというのを聞くと、教育のすばらしさを痛感するわけです。

キッズクラブ

 この子どもセンターの卒園児を水曜日に集めた「子どもクラブ(現在はキッズクラブ)」は、お友だちも一緒に来たいということから、子どもセンターの卒園児だけに限らずオープンにして、スタッフも増やして行ってきました。11時半から2時までの2時間半、お弁当を食べて、しばらく自由に遊んで、みんなでゲーム等をして、賛美して、聖書のお話を聞きます。その後、おやつを食べたら帰る準備。ただこれだけのプログラムですが、子どもたちは大変喜んでくれ、多い時は30名を越える参加者がありました。

 このキッズクラブも幼稚園の延長保育などの諸事情からこの3月で終了となってしまいました。

キッズゴスペル

 長く続ける予定で始めた「キッズゴスペル」「ジュニアゴスペル」がありましたが、指導してくださっていたシェリー先生が大きなプロジェクトの委員になり、継続できなくなってしまったことも本当に残念でした。しかし、このキッズゴスペルにも多くの子どもたちが集まってくれました。シェリー先生の美しい英語をまねながら歌ったり、振り付けをしたり、ある時はプレゼントにもらった「カズー」を吹いたり、楽しい集まりでした。

G-キッズ

 小学生の女の子を対象にした「G-キッズ」は数名でしたが、タンバリンやリボンを賛美にあわせてするもので、川村美奈さんが指導してくださいました。少人数だっただけに密な交流がもてて、ティータイムには色々なお話もできたようです。このG-キッズも諸事情から終えることになりました。

大きくなって

 こうして振り返ると、色々な事情で子どもたちの集まりを閉じなくてはならなくなったのですが、私たちスタッフとしては子どもたちと出会うことができただけでも、本当に感謝でいっぱいです。たくさんの子どもたちと出会い、遊び、大笑いし、イエス様のことをお伝えできたことは最高の喜びです。

 キッズクラブに来ていた子達が、大きくなってから時々教会を訪れてくれることがあります。時にはなかなか難しい質問を持ってくることもあります。これは私たちにとって嬉しいひとときです。子どもたちの成長を見ることと、教会を忘れないでいてくれたという嬉しさが込み上げます。

ジュニアクラブ継続中

 2004年の5月から始めた「小学生クラブ(現在はジュニアクラブ)」はスタッフの関係で月1回第二土曜日の10時~11時半までの1時間半の集会で、今も継続しています。10名前後の小学生が集まってくれます。卓球や、風船バレー、ゲーム、屋上で大縄をしたり、トランプ、ウノ、人生ゲーム(この人生ゲームがなかなか大うけ)、ジェンガ等々、クレープなどのおやつ作り、そして聖書のお話なのですが、このジュニアクラブが大変喜ばれて、なんとか月に2回でも行いたいとずっと思ってきましたが、スタッフ確保の難しさから月1回で継続しています。

 そのかわり、夏休みの数日間「サマースクール」を開きました。宿題をしたり、勉強・読書をして、教会で用意された昼食を一緒に食べ、大いに遊んだり、工作したり、おやつのかき氷(今の時期に読むとゾッとしますが)を作ったりして、聖書の時間をもちます。このサマースクールがまた好評で、もっとして欲しいとせがまれる状態です。

日曜日の集まり

 中学生以上の子どもたちには、日曜日にユース集会やJ-MAKERという集まりがあります。中高生にもなりますと自分たちで計画をたて、ある時は集会の司会も務めてくれます。

 また、私たちの教会が属する地区の春と夏のキャンプに参加する子どももいます。今年は3/29-31に山中湖のホテルでキャンプ(?)です。ホテルでキャンプって変ですが、昔からキャンプって呼んでいるので、会場がホテルになってもキャンプなんですね。夏には8/4-6、長野県にある国立の高遠少年自然の家に行きます。

マスカット・エンジェル

 こうした活動とは別に始まったのが「マスカット・エンジェル」です。最初は子ども服リサイクルショップだけだったのですが、親子フリースペースを持つようになりました。さらにこの4月からは「キッズ・エンジェル」なる、幼いお子さんの遊びと聖書の時間を持つことになりました。

どこまでも

 私たち一家が東京に来て7年。子どもたちは7歳大きくなったのです。子どもセンターの3歳だった子どもは10歳です。私ももうすぐ55歳ですから、年をとったのは子どもだけではありませんが。

 みんな大きくなりました。確実に子どもたちは成長し、自分の事は自分でできるし、大人へとなっていきます。

 果たして、どこまで子育てをするのだろうか? と、ふと思うことがあります。子育ての卒業式って、皆さんはしたこと、されたことがありますか?

 人生で何度かその節目々々に卒業式を行ってきたのですが、子育てには卒業式は無いのでしょうか?

卒業式に出席する

 卒業式の意味ってわかりますか? 式をしなくても卒業はしてしまうのですが、式をするのは「けじめ」であり、それは自分の意識の中にしっかりと刻み込んで、自分の心の成長のポイントとなるのです。

 幼稚園の子どもは卒園式で「もう幼稚園じゃないんだ!」「小学生なんだ!」と意識付けし、心が「よし、頑張ろう!」と1段階上がろうとするのです。

 小学6年生の不登校の生徒が卒業式に出られないかも知れないということで、私は校長先生、教頭先生、担任の先生と話し合ったことがあります。なんとか卒業式に出席させたいと。それが、彼の成長につながると判断したからです。1週間前から学校で卒業式の練習に参加できるように工夫しました。

 当日、私も出席しましたが、彼は立派に歩いて段に上がりました。緊張した顔でしたが卒業書証を受けとり小学校を卒業しました。その後、中学校の先生とも打合せをしていただいたので、彼は休むことなく中学校生活を送りました。

イエス様の訓練

 子育てを考えると、イエス様が弟子たちを訓練されたことを思い出すのです。これは信仰の訓練です。現代教育の世界からは抜けてしまっていることが多い教育です。

 弟子たちがイエス様無しでも宣教活動ができるように二人一組であちこちの町や村に出かけさせるという実地訓練も行われました。その時彼らは目に見えなくても、神様が共におられるということを体験したのです。その体験はイエス様の十字架、復活後にさらにしっかりとしたものとなっていくのです。

 いつまで子育てをするのかという点では、子どもが「大人」になったらやめるのでしょうけれども、私は子育てから引き続いていく親子のつながり、対等の立場にある人間として語り合っていくことはしていきたいと思っています。敢えて子育ての卒業式はしないのですが・・・

 イエス様が弟子たちを訓練なさったように、私も目には見えない神様がいつも共にいてくださることを信じて、感じて、歩んでいきたいのです。

 子育てで悩まれるお母さん方が多いのですが、是非知っていただきたいと思っています。神様は皆さんから遠く離れているお方ではありません。すぐそばにおられます。ただ、そのことを知る勉強はしてこなかった方が多いだけです。学校ではこういうことを教えてくれないですよね。辛うじて道徳教育まででしょうか?

 教会では、見えないけれども、私たちのそばにいて助けてくださる神様のことをお伝えしています。これは子どもたちにも大人にも必要なことです。

 いつでも教会にお出でください。

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