教会は楽しい! 学校も楽しく!

子育て通信

(ここしばらく、私・藤井敬朗の人生を神様に感謝しながら書いています)

聖書と祈りと賛美

  私はクリスチャンになる前に母の祈りによって失明しかけた目が癒されるという体験をし、そのことがすごく心にひっかかって、「神はいるのだろうか?」と教会に行きだしたわけです。
  しかし、すぐに神の存在を信じ、イエス様が私の罪からの救い主であることも信じ、洗礼を受けました。そして、始まった教会生活はとても楽しいものでした。

  3月の終わり頃にクリスチャンになって、4月から大学に通うのですが、電車で40分ほど行った駅から大学まで40分ほど歩きます(経済的に厳しかったのでバス代を浮かす目的でスタートしました)。
  電車はそんなに混んでいませんが、座れませんでしたので、毎朝、つり革につかまって聖書を読みました。30分ほど毎日読むと結構聖書は読めてしまいます。

  駅からの歩きは祈りと賛美の時間となりました。何を祈ったか覚えていませんが、祈れるということ自体が嬉しかったです。
  子どもの時、母親に「あんた、音痴やね」と言われて自分が歌は下手だと自覚し、音楽の時間も上手く歌えない、リズムがとれないということで授業に着いていけず本当に苦痛の時間でした(中学で出会った音楽の先生のおかげで音楽が好きになるのですが)。
  そんな私が礼拝で歌う賛美がとても好きになり、覚えたての賛美を歌いながら大学へ行くのです。ただし、歌詞を覚えきっていないので、ハミングになりますし、リズムや音程が取れないので、自己流の賛美に変わっているのですが、それでも歌いたくてたまらなかったのです。

  大学からの帰り道も同じようにして駅まで行き、帰りの電車は聖書に関する本や「障がい児教育」に関する本などを読みあさりました。
  私は子どもの時から本嫌いでした。漫画は好きだったのですが、小学生の時に感想文を書くために読まされた小説がちんぷんかんぷんでそこから一気に小説というものが嫌いになりました。高校生まで本嫌いでしたが、大学に入って障がい児教育に関する本や聖書に関する本は不思議におもしろく読めたので、大学に入ってからは本をどんどん読みました(しかし、小説は読めなかったですね)。

日曜日大好き

  当然、日曜日は大好きになりました。今まで日曜は父親のする日曜大工の手伝いとか、サイクリングに出かけるくらいしか無かった私ですが、毎週日曜は礼拝出席となりました。
  しかも、教会にいるのが楽しいので、朝の6時半からの早天祈祷会というのにも出席しました。そして、朝ご飯を食べに帰って、食べ終わったら、また8時半頃に教会に来て9時からの教会学校のお手伝いをしました。そして、10時半の礼拝、昼食は教会で毎週作ってくださる方があったので、それを食べて、午後の青年会や中高生の遊びに付き合ったり、その他色々な活動に参加しました。そして夕食を食べに帰って、またすぐに教会に。6時半から行われていた夜の礼拝に出席しました。要するにほぼ一日教会にいたことになります。

土曜日も大好き

  さらに土曜日の午後に持たれていた高校生クラスの手伝いもすることになりました。7-8名の高校生が集まるクラスなのですが、キリスト教初心者の私にはここでの聖書の学びはとても役に立ちました。
  そして、この高校生クラスのメンバー数名が「Hi-BA(高校生聖書伝道協会)」という全国ネットの集まりに出席していたので、大学生だけれど出席を許可していただきました。数名だけの集まりなのですが、高校生にピッタリのお話をされるので、私にもよくわかりました。そして、ただ出席しているだけでは申し訳ないので、そのスタッフの方と一緒にいくつかの高校の前でチラシ配布を手伝ったりもしました。

聖書キャンプが大好き

  そのうちに教会学校のお手伝いはさらに広がり、中学生クラスもお手伝いすることになり、小学生と遊ぶことだけでははなく、夏休みに行われる小学生の二泊の聖書キャンプにもお手伝いに行くようになりました。これがまたとても楽しくて、聖書キャンプの大ファンになりました。
  すると、中学生や高校生もいくつかの教会が合同で行っている春と夏の聖書キャンプがありましたので毎回参加するようになりました。このキャンプ参加や中学生クラス、高校生クラスのお手伝いが中学校教師になったときにも役立ちました。
  私は恥ずかしがり屋で、いわゆるHSCだったのですが、教会に行くようになってかなり変化したと思います。自分から進んで子ども達と遊ぶとか、キャンプにまで行くとか、そういうことはできない子でしたし、人前でしっかりと話すことさえ緊張して上手くしゃべることができなかったのです(今も緊張してしまうタイプですが)。

教育実習が好き

  大学3年生で教育自習がありました。学校現場に行った教育実習生は緊張しまくりですが、私は目の前にいる生徒達が毎週日曜日に見ている生徒達と変わらないので、緊張は少なくてすみました。
  私は養護学校教員養成課程の学生だったので、大学3年生で養護学級(今の支援学級)で3週間の実習がありました。子ども達と接することができるのは楽しくてたまりませんでした。
  そして、4年生で6週間美術の教育実習でした。中学生達と過ごすのがとても楽しくて実習がもっと長ければいいのにと思ったほどです。
  この時点ではまだ教員採用試験に落ちることがわかっていませんでしたから、教師になることをとても楽しみにしていました。この後採用試験は1次試験で不合格だったので、しばらく唖然としてましたね。

ギターにも挑戦

  それはそれとして、教会で楽しくすごし、青年会で私がギターに挑戦しました。下手ですが、みんなのおだてに乗って練習し、友人3人と弾きまくりました。しかし、私だけはいまいち上達しませんでした。それでもとにかく賛美が歌いたくて、何度も指からを血を流して練習しました。
   友だちと一緒だったらなんとか弾くというような感じでしたが、それでも楽しかったですね。そして、その下手くそなまま先生や先輩達がみんなの前で発表するように言うのです。3人での発表なのでなんとかやりましたが、間違えだらけのひどいものでした。でもこうしたことをさせ続けてくださったので、嫌いにならなかったのだと思います。
  そして、これが教師になったときにも役立ったのでしょう。生徒が上手くできなくてもほめてどんどんやらせました。そうすると生徒達は上達したのです。私のクラスではお楽しみ会などやってどんどん発表させました。そして下手でもみんなで拍手喝采するのです。楽しかったですね。
  私は「学校は楽しくなければならない」と思っていました。それは私が「教会が楽しい」と思って過ごさせていただいたからです。

 「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。邪魔してはいけません。神の国はこのような者たちのものなのです。」

マルコの福音書 10:14

子育て通信

Posted by shinnakano