私と私の家は主に仕える

礼拝メッセージ

2023／3／26 礼拝説教
【テーマ】　　揺るがない人生のために
【説教題】　「私と私の家は主に仕える」
【聖書箇所】　ヨシュア記２４；１４－１８

24:14 今、あなたがたは【主】を恐れ、誠実と真実をもって主に仕え、あなたがたの先祖たちが、あの大河の向こうやエジプトで仕えた神々を取り除き、【主】に仕えなさい。
24:15 【主】に仕えることが不満なら、あの大河の向こうにいた、あなたがたの先祖が仕えた神々でも、今あなたがたが住んでいる地のアモリ人の神々でも、あなたがたが仕えようと思うものを、今日選ぶがよい。ただし、私と私の家は【主】に仕える。」
24:16 民は答えた。「私たちが【主】を捨てて、ほかの神々に仕えるなど、絶対にあり得ないことです。
24:17 私たちの神、【主】は、私たちと私たちの先祖たちをエジプトの地、奴隷の家から導き上られた方、そして、私たちの目の前であの数々の大きなしるしを行い、私たちが進んだすべての道で、また私たちが通ったあらゆる民の中で、私たちを守ってくださった方だからです。
24:18 【主】はあらゆる民を、この地に住んでいたアモリ人を私たちの前から追い払われました。私たちもまた、【主】に仕えます。このお方が私たちの神だからです。」

ヨシュア記２４；１４－１８

○　人は宗教的な生き物ですので、何かを拝し、何かに仕えていきます。その宗教的な心を悪魔は利用して正しい信仰から間違った信仰へと導こうとしています。異端を作り出し、仕えるべき神を他のもの（偶像）に置き換えさせます。それらのものは人にはとても魅力的です。また、そこの教えがわかりやすいものです。一体私達は何に仕えるべきなのでしょうか？　ヨシュアは有名な言葉を残しました。　私と私の家は【主】に仕える　です。今日はその言葉を見ていきます。

信仰の自分史・神の働き

ヨシュアの最期が近づいた

    １．一気にヨシュア記の最後になりました。ヨシュアはカナンの地を征服していき、12部族にそれぞれの土地を与えてきました。また神がモーセに告げておられた「逃れの町」もつくりました。ヨシュアに与えられた使命は果たされたと言えます。

    ２．そしてヨシュアは自分の最期を感じとり、最後の言葉を述べようとしています。ヨシュアはこれまでを振り返りつつ、そこにどれほどまでに神が働いてくださったかを思い起こしたことでしょう。様々な神の奇跡を見ながら出エジプトを体験し、荒野の40年を過ごした仲間達、ヨルダン川を越えるところからの新たな奇跡の体験。ヨシュアが思い起こすと同時にイスラエルの民にも思い起こさせています。

神のなさったことを思い起こす

    １．私達は日々イエスと共に過ごしていますから、必ず何らかの証が生まれます。イエスと共にいる実感が薄いと感謝も薄れ、神や、人、あるいは世の中の体制、政治などに対して批判的になり、文句が多くなります。

    ２．思い起こしましょう。私たちの信仰生涯を！　どんなことがありましたか？　次世代に伝えたい証は無いですか？　少なくとも私達の救われた体験は伝えるべきではないでしょうか？　そしてヨシュアが言ったように　私と私の家は【主】に仕える　を伝えたくないですか。

大事なことを次世代に語る

信仰の自由だが・・・

    １．今日のテキストでまずヨシュアが伝えたことは　

今、あなたがたは【主】を恐れ、誠実と真実をもって主に仕え、あなたがたの先祖たちが、あの大河の向こうやエジプトで仕えた神々を取り除き、【主】に仕えなさい。　

24:14

です。約束の地カナンに入ったので、全ての偶像と切り離されたかというと決してそうでは無いのです。常に偶像礼拝の誘惑にさらされていました。

    ２．それで、ヨシュアは人々に　

【主】に仕えることが不満なら、あの大河の向こうにいた、あなたがたの先祖が仕えた神々でも、今あなたがたが住んでいる地のアモリ人の神々でも、あなたがたが仕えようと思うものを、今日選ぶがよい。

24:15

　と言いました。　【主】に仕えることが不満なら　とヨシュアは言いましたが、そのような人がいたかわかりません。でも、ヨシュアには人々の中に信仰が曖昧な人がいてもやもやした心を持っていたのではないでしょうか？

しっかり信仰告白をする

    １．そこで、「自分で選べばいい」というわけです。もともとカナンの地にあった偶像礼拝、異教の習慣、またエジプトで染みついたものが彼らの周り、また彼らの心にはいっぱいありました。そういう偶像礼拝をしたいならそれをすれば良いと言うのです。もちろんそうしてほしいわけではありません。信仰はその人の自由意志でなければならないからです。

    ２．ヨシュアは自分の決意を語りました。　私と私の家は【主】に仕える　です。イスラエル人全員が同じ思いでいてほしいと願いつつ語りました。それに対して人々は　

24:16 民は答えた。「私たちが【主】を捨てて、ほかの神々に仕えるなど、絶対にあり得ないことです。24:17 私たちの神、【主】は、私たちと私たちの先祖たちをエジプトの地、奴隷の家から導き上られた方、そして、私たちの目の前であの数々の大きなしるしを行い、私たちが進んだすべての道で、また私たちが通ったあらゆる民の中で、私たちを守ってくださった方だからです。24:18 【主】はあらゆる民を、この地に住んでいたアモリ人を私たちの前から追い払われました。私たちもまた、【主】に仕えます。このお方が私たちの神だからです。」　

です。と自らの意志を語ったのです。意思をしっかり語ることが大切で、この時、イスラエル人の心は一つになったでしょう。

決意と証を語り続ける

    １．決意し、神が共にいてくださったことを語り続けることはイスラエルにとってとても大事なことでした。同じく、私達にとっても大事なことです。決心、決意は大事です。そう簡単に変えてはいけないし、破ってもいけないことです。洗礼を受けるのもそういう決意です。

    ２．現代は異端やおかしな教えが満ち溢れ、YouTubeやツイッターで毒されている若者もたくさんいます。そのような中、たとえ酷いことを言われても、「イエス・キリストにだけ仕えます」と言う若者を育てていきたいじゃないですか。そのために必要なのは何と言っても親世代の　私と私の家は【主】に仕える　という決意と、福音を語り続けることです。