鍵のかかった部屋から
2023/4/9 イースター礼拝説教
【テーマ】 主が来られる平安
【説教題】 「鍵のかかった部屋から」
【聖書箇所】 ヨハネ20:19-22
20:19 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちがいたところでは、ユダヤ人を恐れて戸に鍵がかけられていた。すると、イエスが来て彼らの真ん中に立ち、こう言われた。「平安があなたがたにあるように。」
ヨハネ20:19-22
20:20 こう言って、イエスは手と脇腹を彼らに示された。弟子たちは主を見て喜んだ。
20:21 イエスは再び彼らに言われた。「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わされたように、わたしもあなたがたを遣わします。」
20:22 こう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。
○ 今日はイースター。おめでとうございます。クリスマスにも「おめでとうございます」とイエス・キリストの誕生をお祝いしました。一年の中で、私達は誕生日に「おめでとうございます」と言いますが、他には無いですね。イエス・キリストは誕生日の他に「復活おめでとうございます」があるのですね。その内、私達も「復活おめでとう」と天使に言ってもらえる日が来そうです。その日までは私達はイエス・キリストを信じてクリスチャンとして誕生した第二の誕生日があります。それも「おめでとう」です。
元気のない弟子達
イエスの復活が信じられない
1.20:19 その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちがいたところでは、ユダヤ人を恐れて戸に鍵がかけられていた。 と、週の初めの日というのは「日曜日」です。私達が「主の日」「聖日」と呼んでいる日です。イエスが復活された日ですね。イエスが復活の姿を最初に現されたのは日曜日の朝早くです。女の人たちが復活のイエスに会っています。そして弟子達に伝えに行っていますから弟子達も聞いてはいるのです。
2.しかし、弟子達はそんな女達の話を信じていませんでした。ラザロの生き返りも見てきた弟子達ですが、病気で死んだラザロと違って、十字架刑で死んだイエスです。ズタズタの体のイエスがよみがえることなど信じられませんでした。
閉めきった心
1.弟子達はイエスが殺されたので、今度は自分たちが殺される番だと思い、必死で隠れていたのです。しっかりと鍵をかけてユダヤの上層部もローマの兵隊も入ることのできないようにしていました。
2.この姿は私達の姿でもあるのではないでしょうか? 誰も立ち入ることのできないように頑丈に心の扉を閉めている姿です。ある人々には鍵を開けても、イエスに対しては頑丈に閉めている人もいます。イエスの復活の話を聞いたのだけれど、そんな馬鹿な話信じられるわけがないと閉めきっている姿です。
イエスに出会うと喜ぶ
どこから来たのか?
1.そんなところにイエスは来られました。
すると、イエスが来て彼らの真ん中に立ち、こう言われた。「平安があなたがたにあるように。」
完璧に閉め切った部屋の中、それこそ蟻も入ることができない状態なのに、なぜイエスがおられるのでしょうか?
2.不思議な出来事です。誰もが「幻を見ているのだ」と思ったでしょう。しかし、 イエスは手と脇腹を彼らに示された
ので、弟子達はハッとします。本当に女達の言ったとおり、イエスはよみがえられたのだと。そこで、やっと 弟子たちは主を見て喜んだ のです。
見たら信じるのか?
1.私達も復活のイエスを見れば信じるだろうし、喜ぶでしょうね。私は高校を卒業してすぐにクリスチャンになりましたので、大学生の時に高校時代の友人に伝道しましたら笑われたものです。そして「イエスを見せてみろや。そうしたら信じたるよ」と言われたものです。
2.最高に笑われた経験は、S宗教に入っていた友人にそこの青年会に連れて行かれた時です。半分強制的に連れて行かれて、そこで、50人くらい集まっている中で「あなたの信じるイエスの事を話してみろよ!」と言われ、勇気を出して話し始めたら「イエスが神だってよ!」と言ってみんなが大笑いするのです。「よしこうなったら知っていること全部しゃべるぞ」と言うような気持ちになって、思いきり十字架も復活も話しました。もう大笑いの連続です。そこで、「じゃ、これで帰ります」と言って、さっさと帰りました。正直、怖かったですけどね。本当にイエスを見せてやりたかったですね。
聖霊に励まされて出て行く
復活のイエスの大事な言葉
1.復活のイエスの話は「イエスは復活された」「イースターおめでとう」という話で終わるものではないのです。この後イエスが彼らに
「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わされたように、わたしもあなたがたを遣わします。」 こう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。
と言われたことが大事なのです。
2.イエスの復活はイエスを信じる者に聖霊をくださるということです。その聖霊はイエスご自身です。イエスの思い、意志が私達の中に宿るということです。だから、イエスを信じる者は 平安があなたがたにあるように
と言われたように平安をいただきます。そして、 父がわたしを遣わされたように、わたしもあなたがたを遣わします
と私達に伝道の働きを命じられます。
そこから出て行く
1.弟子達は閉じられた部屋の中にいましたが、そこから出て行くのです。現に彼らは聖霊を受けた時(ペンテコステの日)から大胆に伝道に出て行きました。
2.あなたも閉じられた部屋の中でビクビクしているなら、イエスを心に迎えましょう。人々のところに伝道に出ないで閉じこもっているなら聖霊を受けましょう。聖霊があなたの助け主で力をくださるお方だからです。
★ イエスは復活されました。主はあなたの信仰の目で見ることができます(知的理解を超えた世界でわかる、と言った方がよいのかも知れません)。その主から平安と聖霊をいただいて殻を打ち破って飛び出すのです。あなたも復活です!
Posted by shinnakano
関連記事
大宣教命令の目的
2023年が明けました。今年もよろしくお願いいたします。
私達はどこに行くのか?
皆さんにとって一番安心できる場所はどこですか? 今、子どもにも大人にも「居場所」 ...
何かが足りない
ビタミンD不足 東京に住む人の98%はビタミンDが不足しているという調査結果が ...
苦難の後の喜びの礼拝
バビロン捕囚となっていたイスラエル人がエレミヤの預言通りエルサレムに戻ることがで ...
御言葉はイエス様そのもの
この言葉通りの生活ができたらきっと幸せです。聖書にはこんな御言葉もあるのです。 ...