恵み
一年の感謝 詩篇23篇(23:1-3)

恵みに満ちた2023年

礼拝メッセージ

説教者:藤井師
2023/12/31 感謝礼拝説教
【テーマ】  一年の感謝
【説教題】 「恵みに満ちた2023年」
【聖書箇所】 詩篇23篇(23:1-3)

<ダビデの賛歌。>
23:1 【主】は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。
23:2 主は私を緑の牧場に伏させいこいのみぎわに伴われます。
23:3 主は私のたましいを生き返らせ御名のゆえに私を義の道に導かれます。
23:4 たとえ死の陰の谷を歩むとしても私はわざわいを恐れません。あなたがともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖それが私の慰めです。
23:5 私の敵をよそにあなたは私の前に食卓を整え頭に香油を注いでくださいます。私の杯はあふれています。
23:6 まことに私のいのちの日の限りいつくしみと恵みが私を追って来るでしょう。私はいつまでも【主】の家に住まいます。

詩篇23篇(23:1-3)

○ 一年は早いものですね。今年は12月31日大晦日の今日が最終日曜日です。神に感謝をして一年を閉じたいですね。

恵みに満ちた2023年

どんな時にも恵みを感じられる人

ダビデは苦しいときにも恵みを感じた

    1.この有名な詩篇。多くの方が暗唱しておられます。 23:1 【主】は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。 どうでしょう? この一年、乏しいことがありましたか? 1億円稼いでも「大して稼げなかった」と言う人あれば、500円でも「たくさんいただいた」と言う人もいます。神の恵みに関しても感じ方が違うと思われます。

    2.この詩篇を歌ったダビデ、王として宮殿にいたときは一般的にも裕福でした。それこそ乏しいことは無かったでしょう。でも彼がサウル王に追われて荒野を逃げ回っていたときは食べるのにも寝る場所にも困るほどでした。しかし、彼はそういう時にも神の恵みを覚える人でした。

神に委ねる人は恵みを感じる

    1.こういう人による感覚の差はどこから来るのでしょうか? 育てられ方、生活環境も大きいと思います。子どもの時から「感謝しようね」と言われて育ってきた人というのは乏しく見えても感謝が多いようです。また、宗教的な教えを受けて感謝が身についている方もおられます。

    2.しかし、信仰の度合いによっても違うかもしれません。イエスを信じれば、その人に聖霊は住まわれてクリスチャンになりますが、誰もが聖霊に満たされた生き方をしているかは別です。聖霊に満たされて生きる、神に委ねて生きると感謝が多いと思います。

恵みの年だったと感謝!

乏しくない礼拝

    1.2020年から続いたコロナ感染症のために2022年までの3年間がまるで1年のような感覚でした。あらゆる集会を中止し、多くの未信者の方が来られなくなりました。教会員、客員もYouTube礼拝をされてリアルな礼拝出席者が減となりました。わずかな数で行った会堂の礼拝、でも乏しい礼拝ではありませんでした。

    2.2023年になって元に戻ってきたことはとても嬉しいことですが、人々が戻りきらないことに対するジレンマのようなものも感じました。しかし、 23:1 【主】は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。 というように主が共におられることで礼拝は乏しいことがありませんでした。

さらなる恵みの年

    1.元に戻しつつある教会活動に加え、さらに今年は何年も前から祈り願ってきた若い伝道師を迎えることができたことで大きな変化が起こりました。私の今年一番の感謝はこれです。

    2.次世代育成、若い人たちへの伝道を目指してかなりの期待を二人の伝道師にかけてしまっている感があります。しかし、これはみんなですべき事で、それぞれのできることをするのが教会です。その気持ちが少しずつ高まってきているのを感じるのは私だけではないと思います。感謝なことです。

主に導かれることが恵み

イエスは私達の羊飼い

    1.羊が緑豊かな草原で草を食べる風景を想像しがちですが、この地域は乾燥地帯で荒れ野が多いところです。そこで羊に十分な草を食べさせるためには羊飼いがそういう場所を探し当てて導いて行かねばなりません。 【主】は私の羊飼い というのはまさにそのように導いてくれる羊飼いだということです。

    2.同じく、 いこいのみぎわに伴われます というのもおいしい水のあるところに導いてくれるからこそ安心できるのです。安心できる飲食。まずこれで人は平安を保てます。イエスは私達に安心できる御言葉をくださり、生けるいのちの水をくださるのです。

義の道を歩もう!

    1.御言葉と聖霊によって 主は私のたましいを生き返らせ てくださいます。それをこの一年も体験させていただいたことを感謝します。そして、 御名のゆえに私を義の道に導かれます と私達は天国への道を歩ませていただきました。

    2.羊は自分だけでは元のところに戻れないと言います。私達人間も自分だけでは天国への 義の道 がわからないのです。「私が道だ」と言われたイエスのお陰で私達は行くべき道がはっきりしました。神に喜ばれる道を日々私達は歩ませていただくのです。

★ この一年私達は神様によって恵みをいただきました。病気の方も多くあったのですが、そのことを通して主が共におられることを感じたのではないでしょうか。主は必ず緑の草地と水のほとりに導いてくださる方です。恵みに満ちた2023年だったことを感謝しましょう。