再臨の日まで
2024/11/10 礼拝説教
【テーマ】 聖餐式
【説教題】 「再臨の日まで」
【聖書箇所】 ルカ22:7-20
【説教者】藤井敬朗牧師
22:7 過越の子羊が屠られる、種なしパンの祭りの日が来た。
ルカ22:7-20
22:8 イエスは、「過越の食事ができるように、行って用意をしなさい」と言って、ペテロとヨハネを遣わされた。
22:9 彼らがイエスに、「どこに用意しましょうか」と言うと、
22:10 イエスは言われた。「いいですか。都に入ると、水がめを運んでいる人に会います。その人が入る家までついて行きなさい。
22:11 そして、その家の主人に、『弟子たちと一緒に過越の食事をする客間はどこか、と先生があなたに言っております』と言いなさい。
22:12 すると主人は、席が整っている二階の大広間を見せてくれます。そこに用意をしなさい。」
22:13 彼らが行ってみると、イエスが言われたとおりであった。それで、彼らは過越の用意をした。
22:14 その時刻が来て、イエスは席に着かれ、使徒たちも一緒に座った。
22:15 イエスは彼らに言われた。「わたしは、苦しみを受ける前に、あなたがたと一緒にこの過越の食事をすることを、切に願っていました。
22:16 あなたがたに言います。過越が神の国において成就するまで、わたしが過越の食事をすることは、決してありません。」
22:17 そしてイエスは杯を取り、感謝の祈りをささげてから言われた。「これを取り、互いの間で分けて飲みなさい。
22:18 あなたがたに言います。今から神の国が来る時まで、わたしがぶどうの実からできた物を飲むことは、決してありません。」
22:19 それからパンを取り、感謝の祈りをささげた後これを裂き、弟子たちに与えて言われた。「これは、あなたがたのために与えられる、わたしのからだです。わたしを覚えて、これを行いなさい。」
22:20 食事の後、杯も同じようにして言われた。「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による、新しい契約です。
○ 今日は聖餐式をします。パンとぶどうジュースを用意しています。なぜパンとぶどうジュースを用意したのでしょうか? イエスが望まれたからです。 わたしを覚えて、これを行いなさい。 と言われたことを私たち実行しています。旧約なら動物を生贄にしなければならなかったでしょう。しかし、今はイエスの十字架と復活で完結し、そのイエスを覚えて聖餐式をします。新しい契約です。
二階の大広間に全員集合!
イエスが場所を決めておられる
1.ペテロとヨハネが過ぎ越しの食事をするための場所探しに遣わされました。今ですと、ネットで「大広間」「食事」なんて打ち込んで探せるかもしれませんが、この時はイエスが 「過越の食事ができるように、行って用意をしなさい」 と、言われたので二人は困ったと思います。
2. 22:9 彼らがイエスに、「どこに用意しましょうか」と言うと、22:10 イエスは言われた。「いいですか。都に入ると、水がめを運んでいる人に会います。その人が入る家までついて行きなさい。22:11 そして、その家の主人に、『弟子たちと一緒に過越の食事をする客間はどこか、と先生があなたに言っております』と言いなさい。22:12 すると主人は、席が整っている二階の大広間を見せてくれます。そこに用意をしなさい。」 と指示してくださいました。事実、その通りになるのです。
イエスがみんなを招待された
1.二階の大広間ですので、イエスは12使徒だけでなく大勢の弟子たちを招待されたと考えられます。「過越の食事」は基本的に家族でするものです。弟子たちを集めてこの食事が行われるということは、イエスの弟子たちは神の家族、教会と言えるのです。
2.弟子たちを招かれたのはイエスです。「過越の食事」は出エジプトを思い起こす大事な時です。エジプトの奴隷だったイスラエルを神が解放してくださる前の晩の食事です。イエスは罪からの出エジプトのために弟子たちみんなを招かれたのです。
司式者はイエス・キリスト
再臨まで行い続ける
1.いよいよ始まりました。 22:14 その時刻が来て、イエスは席に着かれ、使徒たちも一緒に座った。22:15 イエスは彼らに言われた。「わたしは、苦しみを受ける前に、あなたがたと一緒にこの過越の食事をすることを、切に願っていました。 と、十字架を前にしてこの大事な食事をすると言われました。
2. 22:16 過越が神の国において成就するまで と言われ、 22:18 神の国が来る時まで とも言われています。これは再臨を表すと考えられます。その日、イエスは全てのクリスチャンと聖餐式を行うのでしょうか。それともそんな儀式的なものではない素晴らしい礼拝が行われるのでしょうか。
3. 22:19 わたしを覚えて、これを行いなさい。 とイエスは言われました。 行いなさい は「行い続けなさい」と訳せるギリシャ語です。ですから、私たちは聖餐式を行い続けています。
イエスを覚えるため
1. わたしを覚えて ですから、イエスを覚えなくてはなりません。イエスの何を覚えるのでしょうか? 十字架と復活です。それによって私たちの罪は赦されたのですから。それを覚えるために 22:19 それからパンを取り、感謝の祈りをささげた後これを裂き、弟子たちに与えて言われた。「これは、あなたがたのために与えられる、わたしのからだです。わたしを覚えて、これを行いなさい。」 と、イエスの傷だらけの体を覚えるため、そして 22:20 食事の後、杯も同じようにして言われた。「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による、新しい契約です。 と、十字架で流された血、を覚えるためです。
2.血は命です。イエスが私たちの代わりに血を流してくださったことにより新しい契約、新しい命、復活の体と命が私たちに与えられました。
3. 食事の後、杯も同じようにして ぶどう酒は食後だったみたいですね。今私たちは聖餐式として行っていますから、パンとぶどうジュースをほぼ同時にいただきますし、ほんのわずかなパンとぶどうジュースです。イエスの時代は食事だったんです。
★ イエスの十字架と復活を感謝しましょう。礼典となった聖餐ですが、しっかりイエスを覚えて聖餐式を行いましょう。
Posted by shinnakano
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