元旦礼拝 今年も福音が広がっている

礼拝メッセージ

2025/1/1 元旦礼拝説教
【テーマ】成熟した人になる
【説教題】「今年も福音が広がっている」
【聖書箇所】コロサイ1:25-28
【説教者】藤井敬朗牧師

1:25 私は神から委ねられた務めにしたがって、教会に仕える者となりました。あなたがたに神のことばを、
1:26 すなわち、世々の昔から多くの世代にわたって隠されてきて、今は神の聖徒たちに明らかにされた奥義を、余すところなく伝えるためです。
1:27 この奥義が異邦人の間でどれほど栄光に富んだものであるか、神は聖徒たちに知らせたいと思われました。この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。
1:28 私たちはこのキリストを宣べ伝え、あらゆる知恵をもって、すべての人を諭し、すべての人を教えています。すべての人を、キリストにあって成熟した者として立たせるためです。

○　新年おめでとうございます。
　「全ての人に福音を届ける」という昨年の標語。２年間この標語を掲げてきました。いのちのことば社のオイコス運動に協力してトラクトを無料でいただいて、私たちの教会の案内と共にかなりの数をポスティングしてきました。イベントも復活してかなり頑張ったように思います。

すべての人を救うために

人によって伝えられる

    １．ところで、皆さんはどのようにして救われましたか？　ある人たちは親がクリスチャンであったがために、迷うことも無く教会に来てクリスチャンになったという方もあると思います。一方、トラクトを見て教会に来た方もあります。福音放送、YouTubeなどによって救われた方、友達に誘われて教会に来た方、色々だと思います。

    ２．でも、誰かがイエスを伝えてくれなければクリスチャンになっていない方がほとんどではないでしょうか？　使徒16:31 「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」　というこの御言葉はすばらしい言葉です。今度はあなたの信仰が家族を救います。

神は救いたい

    １．神はユダヤ人をお造りになったわけではなく、人間をお造りになりました。ですからすべての人間を救いたいのです。救われなくてもよい人はいません。また、救われる可能性の無い人もいません。ところが神を離れたために正しい道へと導かねばならなくなったのです。

    ２．そこでその働きのために神はユダヤ人を用いる計画を立てられました。しかし、ユダヤ人は勘違いして神はユダヤ人だけの神で、自分たちだけが救われると思い込んでいたようです。

異邦人も救われるため

異邦人も救われる

    １．そんな勘違いしていたユダヤ人の中にペテロもいたのですが、使徒10章にコルネリオという異邦人イタリヤ隊の百人隊長が登場します。このコルネリオは幻を見てペテロを招き、またペテロも幻を見てコルネリオのところへと出向きました。そこでコルネリオはイエスのことを聞いて救われたのです。

    ２．使徒11:18 人々はこれを聞いて沈黙した。そして「それでは神は、いのちに至る悔い改めを異邦人にもお与えになったのだ」と言って、神をほめたたえた。　とあります。ユダヤ人の生き方を通して偶像ではない真の神を知らせ、イエスを通して真の救いを示して下さいました。

栄光の望み

    １．弟子たちは神の不思議なご計画を信仰のうちに確信しました。それまでは単なる言い伝えの「ユダヤ人だけが神に選ばれている」と信じていたのですが、異邦人も救われるということを神は計画されていたことを知ったのです。これは奥義（ミュステーリオン：人の知恵ではわからないこと）でした。

    ２．救いの奥義がわかった弟子たちは一気に異邦人にも伝道しました。その勢いはすごいもので、異邦人もこの真の救いを待っていたのです。リバイバルが起こったわけです。

成熟した者となるため

福音を語り続けよう！

    １．もう一度25節から見てください。パウロは教会に仕える者となり、神の言葉・奥義・福音を伝えてきました。そして、　コロサイ1:6 この福音は、あなたがたが神の恵みを聞いて本当に理解したとき以来、世界中で起こっているように、あなたがたの間でも実を結び成長しています。　とあるように、福音は異邦人の地コロサイでも実を結び成長しました。

    ２．福音・神の言葉は本当に「種」の様なものです。蒔くことによって芽を出し成長し、実を結びます。確かにイエスのたとえ話にあるように良い地にまかれた種が実を結ぶのですが、蒔かなければ実は結ばれません。私たちは種を蒔き続けましょう。

学びを続けよう！

    １．さらに、　1:28 私たちはこのキリストを宣べ伝え、あらゆる知恵をもって、すべての人を諭し、すべての人を教えています。すべての人を、キリストにあって成熟した者として立たせるためです。　と、人々に教え、成熟した者にすることを目指すのです。私たち自身も成熟したクリスチャンになるべきだということです。

    ２．そのために、イエスをもっとよく正しく知り、神の喜ばれる生活がどんなものか知り、実行していく者となることです。知的にも学ぶ必要がありますが、決して霊的なことを忘れてはいけません。神と人とを愛する最も大事な戒めを実行するために聖霊に導かれ、聖霊に満たされて歩みましょう。