遠隔手話通訳
こんにちは。おごちゃんです。
私事でネット上でまだ詳しいことは書けないのですが、7月から教会に毎週来ることが出来なくなります。
実は私がこの教会に来るようになってからちょうど12年になると思いますが、その間休んだのはコロナの時も含めて4回くらいだと思います(入院した3回と父の葬儀)。実は一番出席率が良いらしいです(ちなみに次は佳子先生だったと思います)。それくらい休まずに来ていたのは、いろいろなことに恵まれていたということもありますが、手話通訳という役目があったからでもあります。ところが、7月からは毎週は来れなくなります(時々は来れます)。そうすると通訳どうするんだという話があって、ちょっと考えることになりました。
そこで、「ネットを使って通訳をする」ということを考えました。まぁそういったことを考えるのは私の仕事の一つでもあります(御飯作る仕事ではありません)。
ということで、M姉と実験してみましょうということで、今週試してみたのですね。以下、ちょっと専門的な解説です。
こういった構成です。
教会の動画配信は、複数のカメラをOBSというソフトで合成等の処理をしてYouTubeに送っています。このOBSには「バーチャルカメラ」という機能があって、他のソフトのカメラ入力として使うことができます。そこで、このバーチャルカメラをZoomにつなぎます。これは、役員選挙や教会総会といった時に「YouTubeもZoomもありますよ」と言ってる時にやっている構成ですが、この相手方に手話通訳者(つまり私)をつなぎます。この通訳者の通訳している動画をZoomで返して、再び教会配信用パソコンのZoomに移し、その動画をOBSの「スクリーンキャプチャ」という機能で取り込んで合成します。この動画をYouTubeに送ってやるという構成です。
理屈の上では動くはずなのですが、
- 期待通りに動いてくれるか
- レイテンシ(タイムラグ)とか問題にならないか
- 安定して動作するか
といった疑問がありました。そこで、今週実際に試してみました。
スタッフルームにパソコンを置いて試してます。これはメッセージ後のお祈りの時ですね。左下に私が写ってます。
レイテンシについては、先週の午後(ペンテコステ祈祷会の時)に試してみたのですが、通信に問題がない時は全く問題になりませんでした。下から直接聞こえて来る音よりも、パソコンから聞こえる方が早いくらいです。ただ、賛美の時に音が途切れてしまうことがあったり色々問題があったので、ちょっと調整してみたのですが、やっぱり通信が不安定な時はレイテンシが悪くなります。とは言え、結果の動画を見ている限りでは、賛美も含めて違和感ありませんでした。YouTubeは30秒程度のタイムラグがあるのですが、Zoomだとタイムラグはほぼ0です。
それ以外のことについては特に問題となることもなく、「やれる」という手応えがありました。
つまり、私が会堂に来てなくても、配信動画には手話通訳がつけられるということになります。私の方からすると、「教会に来れなくても奉仕ができる」という素晴しいことになるわけです。
会堂に聾者がいる時は、Zoomの画面を上手(講壇に向かって右側)のディスプレイに表示すればいいだろうと考えています。
これだけでも「やったー」って感じなんですが、よく考えたら時間さえ被らなければ、たとえば他の教会の通訳も出来たりもしますね。色々応用できて良いなと思います。
ということで、こういった実験のために私はスタッフルームにこもってました。
今日のメッセージのタイトルは「娘は救われる」です。聖書箇所はルカ8章41節〜42節と49節〜56節、説教者は八木原海伝道師です。詳しくは教会のホームページで。
で終わってしまうのもアレなんで、私の出番が終わったら下りて来ました。
報告の時間です。
会衆の様子は、
こんな感じでした。
その後で、藤井先生から経過報告
聞こえにくい耳も時々ふっと聞こえたりするということで良かったです。
リバイバル祈祷会の様子です。
その後は音楽部が何か練習してました。来月の新曲でしょうかね。
その裏あたりから、6月30日の壮婦集会の打ち合わせをしていました。
多分この後にキッズイングリッシュとかあったと思うのですが、わかりません。
というのが日曜日でした。遠隔でも通訳ができるという実証ができて良かったです。