子どもを祝福する

御言葉が子どもを育てる

礼拝メッセージ

2022/11/6 礼拝説教
【テーマ】  子どもを祝福する
【説教題】 「御言葉が子どもを育てる」
【聖書箇所】 申命記6:4-7

6:4 聞け、イスラエルよ。【主】は私たちの神。【主】は唯一である。
6:5 あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、【主】を愛しなさい。
6:6 私が今日あなたに命じるこれらのことばを心にとどめなさい。
6:7 これをあなたの子どもたちによく教え込みなさい。あなたが家で座っているときも道を歩くときも、寝るときも起きるときも、これを彼らに語りなさい。

申命記6:4-7

○ 今日は子ども祝福式をします。以前は七五三の年齢の子ども達だけを対象にしていましたが、今は全ての子どもを対象にして祝福式をしています。それは、子ども達は教会の宝だからです。この子どもたちがしっかり信仰をもって成長して欲しいのです。神はイスラエル人が出エジプトした時から、約束の地に入ったときにこの次世代がしっかりと神の言葉に従う人となるように荒野で訓練されたのです。

御言葉が子どもを育てる

幸せな人生のために必要なこと

子ども達も大変な社会情勢

    1.現代は子どもの間にも経済格差や学力格差が増大しています。子ども達の中には経済的に厳しくて食べることに困っている子が増えています。また、ヤングケアラーと言って、子どもなのに親や祖父母の世話をし、学校に行くこともままならないという子ども達もいます。

    2.学校に行けたとしてもいじめがあったり、親との問題、勉強ができない、進路の悩み、自分の性格の悩みで精神的に病んでしまう子も増えています。かつては子どもにはうつ病は無いと言われていたのが今や普通にうつ病になってしまう時代です。さらにこのコロナのために不登校になってしまった子、精神的に病んでしまった子が増えています。

子どものために尽くす人が増えている

    1.子ども達が大変な時代だということを知って乗り出してくださっている大人もたくさんいます。子ども食堂を作って子ども達に安心して食べられるようにしたり、無料で勉強をおしえるグループができたりしています。本当に感謝です。

    2.また、現代は高齢化社会となりましたが、その高齢者が空いている時間を用いて子ども達のために乗り出してくださっていることも増えました。申命記で大人が子どもに人生の大事なことを伝えるように教えているように、日本の社会もそういうことが増えてきているかと期待しています。

子育ては誰がするのか?

それは親

    1.では、子どもを育てるのは誰かというときに、まずやはり第一にそれは当然親の仕事です。もちろん親のいない子どもには親に代わる愛を持っての保護者が必要です。というのも子どもは親から得るものが実に多いからです。赤ちゃんが笑顔になるのはお母さんの笑顔から学んでいるといわれているとおりです。

    2.親は愛をもって子どもを育てます。特に母親というのは自分のお腹の中で長い間育てているので、その愛情は誰もかないません。神は我が子を愛するために赤ちゃんの時に母親に特別にその「我が子をいとおしく思うホルモン」を爆発的に出るようにされているのです。

それはコミュニティ

    1.親が育てるのは確かに第一かも知れませんが、親だけにその責任を問うことはできません。親子の属するコミュニティはとても大事で、コミュニティで子どもを育てるべきなのです。出エジプトしたイスラエル人は荒野で大変な生活をしながら助け合ってきました。この助け合いは我が子だけではなく、他の子も見守るという精神になっています。

    2.豊かになった国や地域、家庭では「我が子だけは」というわがままな考えが浸透していきますが、様々な厳しさを通っている国や地域ではみんなで子どもを育てるという力が出てくるようです。また先ほどの「子ども食堂」などにもみられるようにコミュニティで子ども達を支えています。

それは御言葉

    1.しかし、何と言っても子どもを育てるのは、いや人を育てるのは神の言葉、イエス・キリストです。親の育て方が悪くても、愛が無かったとしても、イエス・キリストを信じて、神の言葉に生かされ始めるとその人の人生は幸せなものに変わります。

    2.現に御言葉に生かされてきた人を見ればこのことはわかりますね。また、御言葉に生かされていることを実体験している人は幸せを感じておられると思います。色々な大変なことがあっても何かしら不思議な幸せ感があるのです。これが天と地をつなぐ不思議な力ですね。子ども達にもこれを伝えたいのです。

イエス・キリストが祝福する

イエスも語っている申命記の言葉

    1.6:4 聞け、イスラエルよ。【主】は私たちの神。【主】は唯一である。6:5 あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、あなたの神、【主】を愛しなさい。 の イスラエルよ を「子ども達よ」にして読んでみるといいですね。 【主】 は「イエス様」でよいと思います。イエスを全身全霊で愛するということを子ども達に教えるということはすばらしいことです。

    2.この御言葉はイエスも語っておられます。

イエスは彼に言われた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』

マタイ22:37

あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』

マルコ12:30

すると彼は答えた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい』、また『あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい』とあります。」

ルカ10:27

と。ですからとても大事な言葉ということです。

心を尽くして神を愛そう!そして子どもを!

    1.イエスはこの御言葉を守るなら祝福してくださいます。「あなた」のところを「私」に替えてもう一度声に出して言ってみましょう。 

【主】は私たちの神。【主】は唯一である。
私は心を尽くし、いのちを尽くし、力を尽くして、私の神、【主】を愛します。

 神に声に出して言うと自分の決意もしっかりします。

    2. 6:7 ・・あなたが家で座っているときも道を歩くときも、寝るときも起きるときも、これを彼らに語りなさい。 と、子ども達にもしっかり声をかけて伝えるということですね。すると言う方もしっかりするのです。インプットとアウトプット両方が大事ということです。

★ 次世代がしっかり成長し、幸せになるには、御言葉を生きる以外にありません。そのことを私たち大人は体験してきたのです。確信をもって愛をもって子ども達に語りましょう。