友として愛した者たちへ

礼拝メッセージ

説教者:八木原知宏師
2023.7.16礼拝説教
 説教題『友として愛した者たちへ』
【説教箇所】ヨハネの福音書15:12-17

15:12 わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。     
15:13 人が自分の友のためにいのちを捨てること、これよりも大きな愛はだれも持っていません。     
15:14 わたしが命じることを行うなら、あなたがたはわたしの友です。                                     
15:15 わたしはもう、あなたがたをしもべとは呼びません。しもべなら主人が何をするのか知らないからです。わたしはあなたがたを友と呼びました。父から聞いたことをすべて、あなたがたには知らせたからです。
15:16 あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました。それは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るようになるため、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものをすべて、父が与えてくださるようになるためです。   
15:17 あなたがたが互いに愛し合うこと、わたしはこれを、あなたがたに命じます。             

ヨハネの福音書15:12-17

 小学校教科書に載っている「てがみ」という絵本は、悲しんでいる親友を喜ばせるために、自分の精一杯の想いを“てがみ”に込めて親友に思いを伝えるという心温まる友情物語です。イエス様は、この地上でイエス様を信じる人達を「友」と呼んでいます。そして、イエス様も、友を励まし、喜ばせるために大きな愛を込めて、今日読んだ言葉を語られました。本日は、わたし達のことを“友”と呼ぶイエス様からのメッセージを受け取り、イエス様を友として受け入れ、共にイエス様に倣う者とされましょう。

友として愛した者たちへ

「わたし達は、愛で繋がっている」

“約束”は、関係のある証拠

イエス様はヨハネの福音書15:12-14で、“戒め”という言葉を使って「互いに愛し合いなさい」と言われました。“戒め”という言葉を、わたし達にとって身近で簡単な言葉にするなら“約束”ということができるでしょう。 わたし達は「互いに愛し合う」という約束を実践することで、イエス様との深い関係を確信出来るのです。

見本は、イエス様の十字架

「互いに愛し合う」とは、イエス様が愛したように愛し合うこと(15:12)です。イエス様の愛は一方的な愛です。十字架はその象徴です。イエス様は、弟子達に裏切られても彼らを愛し続け、彼らのために十字架にかかりました。

愛し合うことは、イエス様とわたし達を一つにする

イエス様は、弟子達が「互いに愛し合う」という約束を実行することで、イエス様が今も生きておられ、救い主であることを確信できるようにされました。それは、わたし達の信じる神様が愛の方だからです。
だから、“イエス様が愛したように人を愛そう”とすることは、私たちが神様の内に生きている証拠となり、確信になるのです。

「わたしは、わたしのことを話した」

イエス様は、自分のことを話した

ここで、イエス様は弟子達だけに特別、自分が神の子であり、救いの計画を完成させる救い主であることを話しました。そして、弟子達は何も知らない「しもべ」ではなく、イエス様の事を知る“友達”と呼ばれました(15:15)。しかし、弟子達は、イエス様の十字架が実現すると怖くなって、逃げ出してしまいました。

イエス様は、分かるよう話された

今までイエス様は、様々なたとえ話を通して、ご自分のことを話してきました。しかし、ここでは弟子達が分かるように自分が救い主であること。これから十字架にかかることを、弟子達が分かるように話しました。

イエス様は、わたし達の友

イエス様は、弟子達に裏切られると知っていても、ご自分の大事なことを話されました。それは、イエス様にとって、いつも一緒にいた弟子達は特別な“友”であったからです。辞書では、友達の意味を「互いに心を許しあって、対等に交わっている人。一緒に遊んだり、しゃべったりする親しい人。」と書いてあります。イエス様は、わたし達とも“友”になりたいと、聖書を通してご自分のことを教えてくれます。わたし達は、聖霊様に助けを求めて、イエス様の言葉に耳を傾けましょう。そして、わたし達もイエス様に今ある思いを伝えましょう。

「わたし達は、同じ目標に向かっている。」 

目標の詳細

イエス様とわたし達が持つ共通の目標は、全ての人がイエス様の愛を知り、互いに愛し合う“友達の輪”に加わって行くことです。その為に3つの行為を実践する必要があります。
①行く
心地のよいところから一歩外に出て行くチャレンジが求められます。
②実を結ぶ
「イエス様が救い主であることを信じます。」と口で告白し、イエス様を信じる人達と共に「互いに愛し合う友達」として関係を築くことです。
祈りは、神様とわたし達の関係を教えてくれます(15:16)。

チームで向かっている

イエス様が祈りについて語られたのは、この目標はチームワークで行うものだからです。祈りを通してわたし達は父なる神と繋がり、聖霊に助けられ、イエス様が愛したように、互いに愛し合い、“友達の輪”が広がっていくのです。

 むすび  
イエス様は、人がこの地上で信仰を持って生きて行くことの難しさをよくご存知です。だからこそ「わたし達が愛したように互いに愛し合う」という約束を与えられました。わたし達は、イエス様の十字架を共に見上げ、復活されたイエス様に感謝する中で、イエス様との関係を深め、“互いに愛し合う”ことを実践することが出来ます。今週も共に、イエス様の十字架と復活を握り、愛を持って歩んでまいりましょう。聖霊はそのことを助け、多くの人をわたし達の“友達の輪”に加えて下さいます。