マタイ28:19-20

あなたはイエスの弟子ですか?

礼拝メッセージ

説教者:藤井師
              2024/1/28 礼拝説教
【テーマ】  全ての人に福音を届ける
【説教題】 「あなたはイエスの弟子ですか?」
【聖書箇所】 マタイ28:19-20

28:19 ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、
28:20 わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。」

マタイ28:19-20

○ 今日の午後は2024年度の教会会議の日となりました。今年も「全ての人に福音を伝えよう」という標語の元、みんなで福音宣教に励みたいと思います。 ロ-マ 10:14 しかし、信じたことのない方を、どうして呼び求めることができるでしょう。聞いたことのない方を、どうして信じることができるでしょう。宣べ伝える人がなくて、どうして聞くことができるでしょう なのです。私達は今年も伝える人でありたいと思います。ただ、世の中は福音宣教に優しく(易しく)はありません。方法に関しては十分に検討する必要があるでしょう。かといって検討してばかりで、伝えることを怠ってはならないのです。

あなたはイエスの弟子ですか?

まずあなたが主の弟子になろう

弟子になるには時間がかかるのか? NO!

    1.主は弟子達に あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい と言われました。それは彼らがすでに主の弟子になっているからであり、主の弟子がさらに主の弟子を生み出すことを命じておられるということです。

    2.私は大学生の時にバイトで大工さんの手伝いをしたことがあります。もともとノコギリ、かんな、金づち、のみ等の大工道具が好きでしたので、「来て欲しい」と言われたとき喜んでバイトに行きました。神戸の大きいけれど古い家の修繕でした。家が少しゆがんでいるらしく、ドアが閉まらなくなっているのです。その一つのドアを任されたのですが、どうして良いのか検討がつきませんでした。親方はドアをちょうつがいから外して、下面を削るように言ってくれました。どれくらいかんなで削れば良いのかわかりません。親方はスーッと線を入れて「ここまでかんなをかけて」と。言われたとおりにしてちょうつがいにつけるとなんとピタッと閉まるようになりました。「すご!」「見ただけでどれくらい削ればいいのかわかるなんて」と感動しました。私がこのドア一つ仕上げている間に親方は色んなことを仕上げておられました。「この親方のようになるには何年かかるだろう?」と思ったことでした。しかし、弟子にはすぐになれるのです。

弟子が弟子をつくればいい

    1.「弟子」とは何でしょうか? 「弟子」をわかりやすく言うと「職人の親方や芸事の師匠などのもとで教えを受ける人」という意味になります。 とありました。イエスが弟子をつくるように言われたのは親方であるイエスのもとで教えを受ける人ということでしょう。もし私が大工になりたいと思ったら親方に弟子入りすべきだったでしょう。私の知り合いは有名企業に勤めていたのですが、人間らしい仕事と感じられなくなって辞めてしまいました。そして、タイル職人を目指し親方について数年間弟子としての訓練を受け、ついに仕事を任されるようになりました。

    2.イエスは私達に弟子をつくるように言われているのですが、そのためには私達がまずイエスの弟子として訓練を受けなければならないのだと思います。しかし、私の弟子をつくるのなら私が師匠になるまで時間がかかりますが、イエスの弟子をつくるのですから、誰かと一緒に弟子入りしてもいいわけです。

主の命じられたことを守ろう

バプテスマ(洗礼)を受けよう

    1.続いてイエスは  父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け と、言われました。私は18才の時にイエスを救い主と信じると決心しました。その時、私はクリスチャンになったら当然洗礼(バプテスマ)を受けるものだと思っていました。ですから、すぐに牧師に「洗礼を受けたいです」と申し出ましたら、洗礼準備講座に出るように勧められました。そういうものがあることを知らなかったので、すぐに洗礼を授けてもらえると思っていたのです。すでに準備講座に出ておられた3名の方と共に講座に出席して私は3ヶ月で洗礼となりました。本当はもう少し勉強した方が良かったのかも知れませんが、勢いのある内に洗礼を受けたので、それはそれで良かったのかも知れません。

    2.バプテスマはイエスを主(イエスだけが神であり、罪からの救い主)と告白し、イエスに着いて行くという意思表明でもあります。刺青のように残るわけではありませんが、この一度の告白は生涯通用するものです。まず、バプテスマを受けることです。そのためには主を知ることです。

主の教えを守ろう

    1.続いて、 わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい と言われました。イエスが弟子達に命じられたこととは何か? この宣教命令以外にあるのでしょうか?  すべてのことを と言われたということは弟子達はイエスと共に過ごす中で色々聞いてきたのかと思います。私はその基本は神を愛することと人を愛することなんだと思うのです。

    2.イエスの弟子達はイエスのそばにいてそのなさることを見、その話されることを聞き、それが弟子達の学びであったと思います。イエスのそばにいること自体が学びですから、私達もイエスのそばにいつもいることです。そして、私達もイエスの教えを守るのです。

いつも主と共にいよう

世の終わりまで共におられる聖霊

    1. 見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。 と、弟子達に言われたイエスですが、 世の終わりまで と聞いた弟子達は世の終わりが近いと感じたかも知れません。イエスが共にいてくださるというのは自分たちの生きている間と思うでしょうから。

    2.しかし、イエスが言われたのは聖霊が彼らの内に住むことで共にいることを言っておられたのでしょう。もちろんそのことは当時の弟子達にはわからないことでした。

全世界規模で弟子化していこう

    1.ペンテコステで弟子達に聖霊が住まわれたように、私達にも聖霊は住んでくださっています。何とすばらしい、ありがたいことでしょう。これが弟子の始まりです。その上で訓練を受けるのです。また、あらゆる国の人々をイエスの弟子としていくのです。

    2.イエスは あらゆる国の人々 と言われて、決してユダヤ人に限定されませんでした。それがイエスの願いです。なぜ世界宣教するのかというとまさにこのイエスの願いを実現するためです。今、人間イエスではなく、見えない聖霊の時代だというのは、地域限定ではなく全世界規模だからです。全ての人が聖霊に満ちることが可能になった恵みの時代です。

★ 主の言われた大宣教命令を実行するというのは、私達が主の言われたとおりに生きることでしょう。つまり、聖霊に満たされ、聖霊に導かれて生きることです。