聖霊を受けた人々
- 2021-05-23 礼拝説教
- 【テーマ】 聖霊
- 【説教題】 「聖霊を受けた人々」
- 【聖書箇所】 使徒2:37-42
2:37 人々はこれを聞いて心を刺され、ペテロとほかの使徒たちに、「兄弟たち、私たちはどうしたらよいでしょうか」と言った。
使徒 2:37-42
2:38 そこで、ペテロは彼らに言った。「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。
2:39 この約束は、あなたがたに、あなたがたの子どもたちに、そして遠くにいるすべての人々に、すなわち、私たちの神である主が召される人ならだれにでも、与えられているのです。」
2:40 ペテロは、ほかにも多くのことばをもって証しをし、「この曲がった時代から救われなさい」と言って、彼らに勧めた。
2:41 彼のことばを受け入れた人々はバプテスマを受けた。その日、三千人ほどが仲間に加えられた。
2:42 彼らはいつも、使徒たちの教えを守り、交わりを持ち、パンを裂き、祈りをしていた。
○ 今日はペンテコステの日です。ユダヤの大事な祭りの日でした。各地から多くのユダヤ人が集まっていてそれはやはり楽しみのひとときだったでしょう
どうすれば救われるのか?
ペンテコステの日に起こったこと
1.「ペンテコステ」というのは「五旬節」「七週の祭り」とも言われ、大麦の初穂の束を捧げる日から数えて50日目に行われた祭りで、大麦の収穫の終わりを意味し、小麦の収穫となるので、「刈り入れの祭り」「初穂の日」とも呼ばれています。この祭りはユダヤの三大祭の一つでその日はいかなる労働もしてはならず、聖なる会合が催されました。そういう大事な祭りでエルサレムには各地からユダヤ人が集まっていました。
2.その大勢のユダヤ人が不思議な物音に集まってくると、120人ほどのイエスの弟子達が、なんとそれぞれの国言葉で話しているのを聞いたので驚いたのです。あまりの不思議さに酒に酔っているとさえ思ったほどです。
人々が罪に目覚めた
1.そこでペテロがこのことについてイエスが教えてくださったことを思い起こし、この出来事が聖書の預言の成就であることを語りました。すると人々はイエスにした自分たちの大変な罪に目覚めて恐れをなしたのです。
2.その恐れは強烈でした。自分たちが聖書に預言されて待ち望んでいた「メシヤ(キリスト)」を殺してしまったのですから。とてもじゃないですが、その罪は赦されるはずがありません。 「兄弟たち、私たちはどうしたらよいでしょうか」
という問いかけは必死の思いからだったでしょう。
3.私たちは彼等のように聖書をよく知らず、預言の成就もいまいちわからず、自分が「キリスト」を殺したなんて自覚は無いのではないでしょうか。
悔い改めて、バプテスマを受ける
どうしたらよいのか?
1.しかし、
「兄弟たち、私たちはどうしたらよいでしょうか」
使徒 2:37
というのは私たちの言葉でもあるのです。「救われるためにはどうすればよいのか?」「クリスチャンになるにはどうすればよいのか?」と。私たちも救われなければならない人間です。
2.この質問に対する答もペテロが言っています。
「それぞれ罪を赦していただくために、悔い改めて、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。
使徒 2:38-39
この約束は、あなたがたに、あなたがたの子どもたちに、そして遠くにいるすべての人々に、すなわち、私たちの神である主が召される人ならだれにでも、与えられているのです。」
なのです。イエス・キリストを信じるなら救われるということです。そして、誰もが救われる可能性を持っているのです。
イエスを信じること
1.イエス・キリストを信じるなら 賜物として聖霊を受け
ます。このことは私たちにも与えられている約束です。つまり私たちのすべき事はユダヤの律法を守るとかいうことではなく、ただ自分の罪(神を愛さないこと、礼拝しないこと)を認め、悔い改めて(神を礼拝する決意を固める、神に喜ばれる生活をする決意を固める)バプテスマを受ける(信仰告白する)ことです。すると 賜物として聖霊を受け
るのです。
2.聖霊は救いの保証です。
聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証です。このことは、私たちが贖われて神のものとされ、神の栄光がほめたたえられるためです。
エペソ 1:14
とあります。救われるということは天国に入れるというだけの事ではありません。神がたたえられるためなのです。
聖霊を受けた人々の生活
使徒たちの教えを守る
1.
彼のことばを受け入れた人々はバプテスマを受けた。その日、三千人ほどが仲間に加えられた。
使徒 2:41
とありますが、3000人の洗礼式はどのようなものだったのか興味深いです。そのクリスチャンになった彼らは生活を一新しました。 使徒たちの教えを守
りました。私たちに当てはめれば、新約聖書の教えを守ったということでしょう。
2.その基本はイエスが言われたとおり、神と人を愛することです。ユダヤの青年がイエス・キリストに質問した時、イエスは「あなたの財産を全部売り払って貧しい人にあげなさい」と言われましたが、これをすることが教えを守るということではありません。神以上に愛するものを持たないことを教えられたのです。
交わりをもつ
1.初代のクリスチャン達は神の家族とされた事を喜び、 交わりを持
ちはじめました。いったい交わりとは何でしょうか? 単なるお茶会ではありません。御言葉の分かち合いであり、互いの状況を理解し合って祈り合うことなどです。みんなの心が神に向かうためにあるのが交わりです。
2.キャンプなどでは最初ゲームをしたりして遊んだりします。それも交わりなのですが、それは交わりが真の交わりになるために心を開くための準備にすぎません。お互いが心開いて、神に心を向け、聖霊によって語り合えるようにするためです。
パンを裂き、祈る
1. パンを裂き、祈りをしていた というのは聖餐式・愛餐会であり、また礼拝です。神との時間であり、信徒が心を一つにする時間です。そこには信仰の告白があり、神の言葉に聞き入る時です。
2.聖霊を受けた人々は以前と生活が変わるのです。礼拝しなかった人が礼拝し、形式的な礼拝だった人の礼拝が真の礼拝に変わり、呪文のような祈りが心からの祈りになり、歌が賛美に変わるのです。そして、単なる隣近所の付き合いが、愛餐となるのです。
★ イエスを自分の罪からの救い主として信じ受け入れ、聖霊をいただいたら、さらに聖霊に満たされた生活をしましょう。
- ペンテコステとは何ですか?
- 私たちはどうすれば救われますか?
- 救われた人には賜物として何が与えられますか?
- 初代教会の人たちは救われて何をしましたか?
- あなたはどうしたいですか?
Posted by shinnakano
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