
強くあれ、雄々しくあれ
2023/1/22 礼拝説教
【テーマ】 次世代の活躍
【説教題】 「強くあれ、雄々しくあれ」
【聖書箇所】 ヨシュア1:1-9
1:1 【主】のしもべモーセの死後、【主】はモーセの従者、ヌンの子ヨシュアに告げられた。
ヨシュア1:1-9
1:2 「わたしのしもべモーセは死んだ。今、あなたとこの民はみな、立ってこのヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの子らに与えようとしている地に行け。
1:3 わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたが足の裏で踏む場所はことごとく、すでにあなたがたに与えている。
1:4 あなたがたの領土は荒野からあのレバノン、そしてあの大河ユーフラテス川まで、ヒッタイト人の全土、日の入る方の大海までとなる。
1:5 あなたの一生の間、だれ一人としてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしはモーセとともにいたように、あなたとともにいる。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。
1:6 強くあれ。雄々しくあれ。あなたはわたしが父祖たちに与えると誓った地を、この民に受け継がせなければならないからだ。
1:7 ただ強くあれ。雄々しくあれ。わたしのしもべモーセがあなたに命じた律法のすべてを守り行うためである。これを離れて、右にも左にもそれてはならない。あなたが行くところどこででも、あなたが栄えるためである。
1:8 このみおしえの書をあなたの口から離さず、昼も夜もそれを口ずさめ。そのうちに記されていることすべてを守り行うためである。そのとき、あなたは自分がすることで繁栄し、そのとき、あなたは栄えるからである。
1:9 わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたが行くところどこででも、あなたの神、【主】があなたとともにおられるのだから。」
○ 今年、次世代の救いと活躍を祈っていくのですが、95才で現役で働いておられる人もある時代です。高齢者だからと引退していられない時代のようです。モーセは120才まで現役で働きました。次世代に信仰を伝えるまでしっかり働きたいですね。
やっと約束の地へ
40年間も待たされたのは?
1. 申命記34:7 モーセが死んだときは百二十歳であったが、彼の目はかすまず、気力も衰えていなかった。
と、120才まで生かされたモーセ。80才から40年間イスラエル人を導いてきたのにモーセは約束の地に入ることを許されませんでした。神の言葉を信じ切らない出来事、水の無い地で岩に命じれば水が出るという神の言葉を無にして、杖で岩を打ったからです。
2.40年という期間は何と長いことでしょう。それはイスラエルの民が出エジプトをしたけれども神を信じ切らない民であったからです。約束の地を斥候に行ったリーダー12人の内10人は「無理だ」と言い、民は「神が共にいるから行ける」と言ったヨシュアとカレブさえも殺そうとしました。そういう不信仰の民をそのままカナンの地に入れることはできなかったのです。
次世代に実現する
1.40年の間に代替わりが始まっていました。モーセは死にました。そして、次のリーダーになったのはヨシュアです。今日のテキストはそのヨシュアに神が語られた言葉です。 わたしがモーセに約束したとおり と、神はモーセに約束されていました。それを次世代のヨシュアや人々の子孫に実現されたのです。
2.私達もそうしたことを経験するのかも知れません。私達は祈り願うと直ぐにかなえられると思いやすいし、そうならないと「神はいないのか!」等と言って文句を言いやすいのです。しかし、神は次世代に私達の祈りの答えをくださることだってあるのです。
約束の地を得ることは簡単か?
戦いを勝ち抜かねば得られない地
1.約束の地に入ることになりましたが、このヨシュア記を読む限り、そんなに簡単にカナンの地を得ることができたわけではありません。なぜなら、イスラエルがカナンの地を離れてエジプトで奴隷となっている間に、この良き地は偶像を礼拝する異邦人で満ちてしまったからです。
2.そこで、ヨシュアをリーダーとしてイスラエル人はこの約束の地を奪還するために戦わねばなりませんでした。それは決して楽なものではありませんでした。大変な闘いを強いられるイスラエルのために神は次世代リーダーのヨシュアを励ましてくださいました。 わたしはモーセとともにいたように、あなたとともにいる。 と。
3.ヨシュアには神がモーセと共におられたことは良くわかっていました。彼がモーセから学んだのは神が共におられることの幸いでした。ですから、神はヨシュアにも
1:5 あなたの一生の間、だれ一人としてあなたの前に立ちはだかる者はいない。わたしはモーセとともにいたように、あなたとともにいる。わたしはあなたを見放さず、あなたを見捨てない。1:6 強くあれ。雄々しくあれ。あなたはわたしが父祖たちに与えると誓った地を、この民に受け継がせなければならないからだ。
と、語られました。
私達の約束の地は簡単に得られる
1.しかし、今や私達は真の約束の地は天国であることを知っています。ヨシュアの時代と違って、聖霊時代の今はイエスを信じるだけで約束の地である天国に簡単に入れます。そして、ヨシュアの時代と違って戦いをする必要はありません。
2.神は平和の神であり、互いに愛し合うことを命じておられるのです。もちろんこの命令は旧約時代にもあったのですが、戦いで強くなければ神を信じないような時代であったためか、神はイスラエルを用いて戦わせ、真の神を知らせられたようです。
神の約束を守ることで得られる地
強くあれ、雄々しくあれ
1.簡単に天国には入れるなら何もしなくて良いのかというとそういうわけにはいかないです。私達は信仰による強さで勝ち進んでいかねばならないのです。信仰による強さとは「愛」です。愛以上に強いものはありません。イエスは
しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。
マタイ5:44
と言われたではありませんか。そのために神は私達を励ましてくださいます。 強くあれ。雄々しくあれ と。
2.私達が次世代に伝えたいことはこれではないでしょうか。私達と共におられる愛の神が次世代にも共におられることをです。私達は神と人を愛するには弱い者です。しかし、私達の欲しい強さはこの世の力による強さではない、不思議な信仰の世界が持つ強さなのです。これが人生にものを言うのです。
神の言葉を常に口ずさめ
1.信仰の世界の強さ、雄々しさというのは「御言葉を生きる」ことにあります。最初はみことばを口ずさむことから始まるのかも知れません。時には色々な御言葉を知らないがために、「イエス様」と呼びかけることしかできないかも知れません。それでいいのです。でも、人々にも「イエス様」と呼びかけるようにお話ししていくのです。そう、伝道です。伝道は救われたら直ぐに始めるものなのです。
2.そうしてだんだん成長して御言葉を口ずさめるようになったら大いに御言葉を語りましょう。みことばを伝えるのです。モーセは神の言葉をいただいて直ぐにイスラエルの民に語りました。その姿を見続けたヨシュアもそのようにしたのです。
★ 私達の約束の地は天国です。そこは、イエス・キリストを信じるだけで簡単に入れます。しかし、この地上で神は私達をイエスに似た者とするために訓練されています。愛の強さを持つ訓練です。そのためにあなたの内なる聖霊が 強くあれ。雄々しくあれ と励ましてくださっています。
Posted by shinnakano
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