どうぞ、お泊まりください

どうぞ、お泊まりください

礼拝メッセージ

2021/12/19 クリスマス礼拝説教
【テーマ】  クリスマスの喜び
【説教題】 「どうぞ、お泊まりください」
【聖書箇所】 ルカ2:1-7

2:1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出た。
2:2 これは、キリニウスがシリアの総督であったときの、最初の住民登録であった。
2:3 人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行った。
2:4 ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
2:5 身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。
2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、
2:7 男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。

ルカ2:1-7

○ 今日はクリスマス礼拝をします。12月25日がイエス・キリストの誕生日と定められましたが、本当のところわからないのです。でもイエス・キリストがこの地上においでくださったことは本当で、今日の聖書箇所にもありますようにローマ皇帝アウグストゥスの時代でした。

ベツレヘムでなければならない

住民登録するためにベツレヘムに

    1.マリアから救い主が誕生するということを、神様から聞いたヨセフは気持ちがスッキリしましたが、だからといって事はスムーズに流れたわけではありませんでした。皇帝から出された住民登録のためにヨセフは彼の本籍地ベツレヘムに戻らなければならなかったのです。

    2. 2:5 身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。 と、身重のマリアを連れて行くのは大変です。神の子の誕生なのですから、神様も彼等にもっと楽をさせてあげたら良いのにと思いますが、ベツレヘムまで行かせるのです。

そこは預言されていたベツレヘム

    1.ベツレヘムはダビデの生まれた地であり、ここで王として油注ぎの儀式を受けた町です。ですから「ダビデの町」と呼ばれていたのですが、後に「ユダの氏族で最も小さい町」と呼ばれるようになっていました。ここがダビデの血筋であったヨセフの故郷だったわけです。

    2.そして、その町が救い主の誕生する町であることが預言者ミカによって700年ほど前に預言されていました。 ミカ5:2 ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。 

飼葉おけでなければならない

やっと来たのに宿が無い

    1.ナザレからベツレヘムまでは140kmほどの距離があり、しかもナザレの町は標高400mくらいの所にある町ですが、ベツレヘムは更に高くて標高775mの丘の上にある町でした。一日に何km進めたのでしょうか? 50km進めたとして3日間はかかります。

    2.この大変な道中をヨセフはマリアを連れて行くわけです。もちろんマリアも大変ですが、このマリアを守らねばとヨセフは命がけだったと思います。そして、やっとの思いでベツレヘムに着くのですが、一難去ってまた一難です。宿が空いていないのです。

まさか家畜小屋に泊まるとは

    1.クリスマスの劇があるとたいてい「宿屋の主人」というのが登場します。ヨセフは宿屋をあたり「今夜一晩泊めていただけませんか?」と尋ねますが、宿屋の主人は「もう一杯だよ、ダメダメ」と言うのです。

    2.宿屋がダメならどこか他に泊まるところをと、ヨセフも必死だったと思います。そして、どなたかが貸してくれた家畜小屋に泊まることができました。そこで救い主イエスが誕生します。

    3.家畜小屋での誕生というのは、イエスが決して快く人々に受け入れられるわけではないこと、さらに低き場所で生まれることですべての人の救い主となられたことを示していると思います。

あなたの心でなければならない

天国の王子が家畜小屋で生まれた

    1.このようにしてイエスが誕生するのですが、聖書の預言通り、救い主はユダヤ人としてダビデ家の家系に生まれました。イエスはユダヤの住民、この地上の住民となったのです。

    2.しかし、イエス様の真の国籍は「天国」です。そこからあえて地上においでくださり、この世の民となり、人々と共に生活されました。また赤ちゃんから子ども、青年と成長されて、人と同じ成長を体験されます。

イエス・キリストの願う住まいは?

    1.マタイの福音書に出てくる博士達は マタイ2:2 ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので、礼拝するために来ました。 と、イエスを王と認識していますが、イエスは王宮ではなく、家畜小屋で生まれ、普通の家で育ったのです。

    2.イエス・キリストはこの地上に人となっておいでくださった神です。その真の目的は私たちの心にお住まいになりたいがためなのです。私たちの心が家畜小屋のようであったとしてもイエスは喜んでそこに来てくださるお方です。あなたの心こそイエス・キリストの住まいなのです。

★ 天国からこの地上に、そしてナザレからベツレヘムに、そして飼葉おけに寝かされたイエス・キリスト。どうしてもあなたと共に過ごしたくて来てくださったのです。あなたの心の扉をイエス・キリストに開けて「どうぞ、お泊まりください」と言う言葉を待っておられます。